皆さま先月までのウィクロスパーティーコングラッチュレーションパックのシークレット枠であるアロスピルルクメモリアは手に入れられましたでしょうか。私は逃しました
エモイラスト
というわけで今回はアロスピルルクです。せめて先月中に書けよって話なんでしょうが遅筆なのはどうしようもない。所詮趣味だし。あと
私基本的に虫嫌いです
アロス・ピルルクとは
さてさてアロスピルルクと言えば毎ターン供給されるリソースでの1面防御を持ち、このときオタガメを捨てれば更に防御面数を上げることができるという、何と言うか普通に現代ASでも通用し得るパッケージを7年も前に搭載したルリグ。グロウ時に獲得できるコイン枚数も多いため、青のアーツの中でも強力なドント・アクトも無理なく使用でき、その防御力は多数のドロースペルと§ヤゴ§などのルーターを駆使するとはいえ、レベル2以下のシグニがサーバントを含めて12枚程度しかないような構築を成立させ得るのだから実装当初はオーバースペックもいいところ。手札を捨てても損失にならないマッドネス戦術も当時のセオリーを一新するほどでした
その後ASは終了、EXブースターが出ましたがここでピルルクに悲劇。各ルリグタイプにつきルリグとSR、Rのシグニという風に配分されたEXブースターにおいて、コードとアロスに2分されたピルルクはその強化のほどを一身に受けることができませんでした。初期のルリグは大体似たような境遇ですが
EX1弾ではLRもSRもコードに取られ、待望のEX2弾でのアロスはというと
初代5ピルルクのリメイクなのはエモいのよ…
伸びる長所と同等かそれ以上に嵩むグロウコストやヘルボに弱いという短所をも伸ばしてしまうカード。盤面を敢えて開けなければ防御面数が弱くなるという点も解消されていなかったり、チアシグニが手札交換スペルから出てこなかったりと、正直使い勝手が悪い点も目立ちます。でもまぁ先述のとおり基本ギミックが現代レベルなのだから短所を補ってやれば何とか往年の環境トップを復権できるんじゃないかなと。つまるところACROくんは乗船拒否です
デッキコンセプトもとい構築の変遷
往年のアロスピルルクを蘇らせるにあたって当初使用していたのがAPEXキー
相手ターンにユニークスペルを使用して自ら盤面を開けられるため非常に相性が良いのですが、序盤が貧弱すぎる。それをカバーするためにアルハイキーを張ろうとすると、今度はレベル3でのコイン枚数について、ピルルクは虐めを受けているという問題が立ちはだかりました
特に同じレベル4コイン3のウムルと格差をつけられてるのが本当に気に入らない
ディーセレルリグの登場によって、現代ASの3ターン目と言えばピルルクを含めた多くのルリグが2アドかそれ以上の働きを見込める中、元々の土俵である4t目の下準備ごときに1エナ追加で支払うのは無様の極み。諦めて4ターン目にAPEXキーを張ろうとするとアクトが使えないのでコインを別に充てたい、でもピーピングもドント・コールも弱いじゃん…。また、お得意の4ターン目以降でもドローが濁った結果、【起】用の凶蟲3枚+サーバント1枚+次ターン動くためのスペルと構えられなかったときが昔からのアロスの負け筋ですが、タマウリキーなどルリグ連パンの敷居が下がった現代では要求される手札の質はさらに上がっていると言えます。つまり本当に必要だったのは1コイン鯖抜き構築なのよ
今回も出ましたピルピルキー。相手ターンでディスカードすることをテーマにしたデッキにとってガードを先払いできるのは嬉しく、コストで捨てているので微妙にマッドネスを活かしにくかったフナシムにもしっかり対応してくれます
さて、メインデッキは鯖を抜きつつフナシムが入った程度でAS期の構築から大差ないものを暫く使用していたのですが、何となくよぎり始めた「ヤゴ使いにくいな」という想い。それもそのはず、要らないカードを別のカードに変換していくのがルーターの役目ですが、すでにピルピルキーが鯖に変換してくれているので、不要牌を2枚持っていないとヤゴを使っても美味しくないんですよね。まぁレベル4に偏重したデッキなのでそういう局面も普通に発生しますが。そして後半戦でのヤゴは単純に力不足。もっといいレベル1シグニいないかな~と探していたら
Oh , synergy ...
カメアリくん。登場時点ではこれのためにオタガメを使うのは勿体なく、サクラエやシラエを使うとエナが嵩み、ビワコムと併せるのはスロットの無駄、ならミュウではと視点を変えればハナマキリが強すぎる。と、どこにいても居心地悪そうにしていた彼女が、キーそしてディーヴァの力を借りてまさかの出陣。主に3ターン目から莫大なアドバンテージをたたき出してくれるため、過去のアロスでは難しかった同タイミングまでのフルハンデスも十分現実的であり、ネックだった無事4ターン目を迎えられるか?という点にもいくらかメスを入れることができました
デッキリスト
【ルリグデッキ】
アロス・ピルルク
コード・ピルルク F
コード・ピルルク mA
コード・ピルルク xi
アロス・ピルルク N
アロス&コードピルルク KEY
ドント・アクト
ロック・ユアハート
ダブル・チャクラム
ビカム・ユー
【メインデッキ:LB有】
×4 大幻蟲 §オタガメ§
×1 大幻蟲 §ヤシガニラ§
×1 大幻蟲 §アノマリス§
×2 大幻蟲 フナシム
×1 幻蟲 §アメンボ§
×1 幻蟲 §シラエ§
×2 幻蟲 §ユノハナ§
×2 幻蟲 §ショウリョウ§
×2 幻水姫 ダイホウイカ
×4 羅植華姫 バオバブーン
【メインデッキ:LB無】
×1 大幻蟲 §スノセク§
×2 大幻蟲 アロス・ピルルク//メモリア
×1 幻蟲 モルフォチョウ
×3 幻蟲 §カメアリ§
×1 凶魔 パイモン
×4 THREE OUT
×1 PRECIOUS
×4 CRYSTAL SEAL
×3 選択する物語
採用カード解説
くどいほどに全カード見せていくのはASが終わったフォーマットだから。ディーヴァから入った人に何かおかしいって思ってほしいね
【ルリグデッキ】
エロス・ピルルク コード・ピルルク F コード・ピルルク mA
レベル0~2。ピルルクはレベル1,2も多岐に渡り選びがいがありますが、デッキ1周目にバオバブーンが多いと不都合があるので緑で。グロウコストはピルピルキーで確保します。カモツは知らん。結局使いにくくて青にする可能性は全然ある
コード・ピルルク xi
実質コード・ピルルクデッキなのかも知れない。【出】がタマの下位互換な点に毎ゲームストレスを感じるディーセレからの刺客。まぁ2アド取りつつ1枚程度ならハンデスもできそうで火力効果もあるから不足ないでしょう。フレーバーを重視してこの枠をアロスにすると、ビカムとの相性が頗る悪いので私はこちらをチョイス
アロス・ピルルク N
テキストまみれの本デッキの顔。実際のところ1つはデメリット効果、1つは金の無駄遣いなので3つしかありません。十分多いな
アロス&コードピルルク KEY
多分蟲と相性が良い。本デッキに関してはドロー枚数がとにかく多いので何枚かサーバントを突っ込むのも一興です。例によって起動にターン1制限がないので手札を減らしたいときにも重宝
ドント・アクト
3体ダウン3ドローができる青の切り札。と言ってもこれを使えるほどコインが余る青ルリグはアロスとミルルンぐらい。実質4ターン目以降しか使えないことやシグニ2体だけの盤面に対して3ダウンできないことなど見た目のわりに弱点も多い。少数で攻めてきた相手はアロスで対応できるのでそこはまぁ良いのかなぁといったところ
ロック・ユアハート
ビカムによって先にレベル4に上ってきた相手に対して、グロウコストをキープしたまま攻撃を凌がなければならないアロスにとって、これかアンチ・アビリティが生命線になると思いますが、使わずに済んだ局面でも腐りにくいユアハートを採用
ダブル・チャクラム
古代からの相棒。相手の場に黒ヘルボロスがいるとき、マッドネス効果はトリガーしないためアロスの防御力はガタ落ちします。現在ヘルボを使うデッキが少ないとはいえ対抗策なしは心もとないほか、そもそも細かく複数回守れることが好相性なため、今でも採用
ビカム・ユー
後手を取り、相手の2,3ターン目からガンガン責められっぱなしのまま相手がレベル4へなどという展開ではお話にならないためどれだけコストが重くなろうと致し方なし
【メインデッキ】
大幻蟲 §オタガメ§
フナシムや黒コンテンポラの調整原因になるほどガバガバ条件で出てくるアドバンテージと防御の要。かと思えばアタックトリガーのディスカードで急に攻撃面数を増やしたりもする。人、是をオタガメ暗殺拳と呼ぶ
大幻蟲 §ヤシガニラ§
オタガメの着地点を作ったり、そのまま防御面数を増やしたりできるシグニ。謎のスペルカットインも持っているかと思えばアタックトリガーのディスカードで急に攻撃面数を増やしたりもする。人、是をヤシガニ暗殺拳と呼ぶ
大幻蟲 §アノマリス§
ドローがそのまま火力になるシグニ。メインフェイズ中に盤面を一掃したいときに使い、生き残ることがあればカメアリやユノハナを防御に変えることもできる。アタックトリガーでもアドバンテージを取りながら除去ができるけれど過剰になりがち。LBが強い
大幻蟲 フナシム
マッドネスを活かすことさえできれば、本人も大量にディスカードできる中々強力なチアガール。1枚でもディスカードできる凶蟲が残ればこれを捨て、チアゾーンからシグニを踏みつつオタガメを捨てて1点取りに行けるので、デッキ全体としてラスト1点の押し込み性能を高めています。フルハンしてればラス1取れるとか言ってはいけない。世の中には一生ルリグアタックが通らなくなる意味わからないカードだってあるんだぞ。LBは序盤に捲ると自分が捨てる1枚が重く、中盤以降は相手が捨てる2枚が軽すぎるため強く使えるタイミングがほぼ存在しません。アノマリスと同じテキストじゃ駄目だったのかと常々
幻蟲 §アメンボ§
主にスノセクとパイモンとのために採用。詳細はそちらで
幻蟲 §シラエ§
小オタガメ。リミット消費の少なさや序盤から使えることがなんだかんだ頼りになるので1枚
幻蟲 §ユノハナ§
アロスの効果による損失を抑えられる必須カード。1枚でも何とか使いまわせますが、安定感の向上とレベル3までで使用できても強いため2枚
幻蟲 §ショウリョウ§
最低限下級を確保するため採用。不要なタイミングでルーティングしないで済むのが偉い
幻水姫 ダイホウイカ
置くだけドロー、生半可な防御に対してはディスカードを伴うアタックトリガーで打点を増やし、除去されればアドバンテージだけが残る終身名誉青凶蟲。元々はアノマリスより圧倒的に優先でしたが、現在はフナシムとのシナジーの有無によってアノマリス側にもしっかり強みがあるため配分はお好みで。有志の研究によるとカーニバル-MAIS-攻略の足がかりになるようなので私は2枚
羅植華姫 バオバブーン
グロウコスト確保用カードその1。基本的に後攻3ターン目にビカムを含めたグロウコスト5が最もエナを支払うアクションのため、完全に使い切りのこのカードはリフレッシュ後のデッキの回転率も上げてくれて好相性。また、アタックフェイズ中に手札からエナを増やせることが古代ウィクロスのスタンダード。このカード+軽量アーツでランデスにもしっかり対応できます
大幻蟲 §スノセク§
アロスメモリアやユノハナ、カメアリをサルベージし、アドバンテージを取りに行ける他、アメンボと並べながら相手ターンアタックフェイズ開始時のルーティングでオタガメを捨てれば3面ダウンを狙えます。それを嫌って除去が飛んでくるなら普通にオタガメの着地点が空くだけなので盤石。横にヤシガニラも居ると尚良し
大幻蟲 アロス・ピルルク//メモリア
新時代に見つけた光明は自分自身。3OUTで捨てたイカをそのまま蘇生するのは気分が良いぞ。地味なパワーマイナスもアノマリス等とともに除去に一役買ってくれます。注意点としては場に出せないシグニを捨てたときでも効果を消費してしまうことや、逆に出せるなら強制でシグニを出さなければならないこと。まぁそういうタイミングでこいつ出すなって話ですが
幻蟲 モルフォチョウ
レベル2のシラエを出せるターンでレベル1を、レベル3のサクラエを出せるターンでレベル2を、レベル4のオタガメを出せるターンでレベル3を除去できる何とも微妙な火力シグニ。アタックトリガーでアーツの効果が発動すると言えば聞こえは良い。所詮マカロンバグズ…。ディスカードで火力を飛ばせるシグニではあるのでまぁ十分。レベル4の前に置いて要求できていないように見せかけてヤシガニラを投げたりもできるし。あまり警戒されるようならウミホタの方が強いか
幻蟲 §カメアリ§
今回のお立ち台枠。先述のとおりスロットに無理をかけることなく3ターン目からアドバンテージを出せるため、いつの間にかかなり使いやすくなっておりました。レベル2でエナチャージ版のイバラカンがいますが、何度か試した結果継続的なエナチャージは特に必要なさそうということでそちらは不採用
凶魔 パイモン
文字通り異彩を放つシグニ。完全にお試し枠なのですが、例えばサクった盤面を別のシグニのディスカードから埋めなおすことでシグニ4点ムーブを取ったり、オタガメの着地点を開けたり、イカのディスカードを踏み倒したりなど、結構相性良さそうなので搭載。エナに入った場合特に使い道はありませんが、チャクラム、ヤシガニラ、そしてアメンボと処理方法自体はそんなに困りません
THREE OUT PRECIOUS
安定ドロースペル、ピルルクは一生これに支えられる。特にマッドネス効果があるアロスとは好相性。古代ではコフィンケアの3:1採用とか良く見ましたけど今日日そんなことする必要なく、4:1,2程度あればデッキを掘り切れるかなぁ~という感じ
CRYSTAL SEAL
エナを増やしながらランダムハンデスができる、数あるユニークスペルの中でも強力な1枚。まぁ相手の手札を枯らしてしまったらいたずらに自分のリソースを減らしてしまうのですが、その点アロスはシグニでアドバンテージを取りやすいのでコードより気軽に使っていけます
選択する物語
グロウコスト確保用カードその2。この手のユニークスペルを4積みしないのはキモいと思うのですが、本デッキでの役割は最低限のエナを確保しつつ除外してデッキの回転率を上げること。仮にバブーンと併せて8枚積んだとしても実際に除外できるのは6,7枚であることが多かったので1枚減らしています。採用比については相手ターン中にエナを増やせることや、例えば手札が7-1の状況でxiの除去を飛ばしてから手札を減らせる点を評価してバブーンを優先
動かし方ざっくり
と言ってもドローしまくって必要なカードかき集めるしかないのですが
マリガンキープ基準
当然レベル1はキープ。その他にはドロースペルと他色カードもキープして良いです
1ターン目
ピルピルキーを張ってバブーンを置きながら、デッキの中のレベル1,2とバブーン、選択の枚数を確認しておきます。ドロースペルを連打し下級をかき集めていきたいのですが、一つ注意点。本デッキは基本的に青エナしか使わないので、エナチャージで他色が入るのは無駄でしかありません。物語は基本ドローで使い、バブーンも極力温存しておきましょう。また、このデッキは都合よくライフ3程度を残してレベル4にグロウしてもリフダメで全部消えるなんてことが当たり前に発生します。1,2ターン目はピルピルキーを使わずに手札を温存しつつライフからエナを貰う選択肢は持っておきましょう。どの程度序盤のルリグダメージを貰っていいかはその時の手札や、(プレイヤー、ルリグ両方の意味で)相手が誰かによって変わるので、ここは実際にプレイして肌で覚えてもらう他ありません
2ターン目
1ターン目とあまり変わらず。カメアリ2枚とシラエがあったら早めに使っても良いのでこの辺りの枚数は増やしても良いかもしれない
3ターン目
「アロスメモリアとカメアリ1枚がある状態で、ピルピルキーや3OUT等でカメアリを捨てるとそのまま場に出しつつ2ドロー」→「能力を使い終わったシグニをユニークスペルで掃除」→「ドロースペルを連打してリフレッシュ、もう一度パーツをかき集める」こんな感じで行けそうならフルハンデスを狙いたいです。またリミット6あるだけでも適当なシグニ+パイモン+モルフォ、手札にシラエで4点ムーブができるのでそれを狙うのもあり。やっぱり枚数増やすか
4ターン目以降
無限ドロー編。基本的に目指すのはオタガメ2枚+ユノハナ+スペル等の手札。盤面はヤシガニ+スノセク+アメンボの防御盤面だったり、ダイホウイカやアノマリス+モルフォ、下級をカメアリにして返しのターンに備えるのも良い。モルフォ+パイモン+イカorアノマリスにすると除去されようがされまいが最低限の攻撃力とオタガメの席の用意を両立できて良い感じ。デッキを1枚だけ残して、相手ターン中にユノハナでリフレッシュするのが一番都合が良いですが、フナシムのアタックトリガーとの相性が少し悪い。どの程度デッキを残してアタックに入るかは相手のアーツの予想次第
おしまい
「ドローは気分が良い」
そういう人は好きそうかなって感じにはなりました。まぁ序盤の不安定さやグロウコストのために3ターン目までの防御が薄めだったりなど、やっぱり弱点は気になる。また、ドロースペルの連打でリフレッシュに突入する関係上、メンダコやハッピー5でオタガメを抜かれて防御が成立しなくなるだとか、最低限の枚数しか積んでいないイカやアノマリスを抜かれて攻撃力が下がったりなどを予想されるのが厳しい。こういうアーツが昔はなかったのが天下を取れた理由なんだなと。逆にシグニから供給されるリソースが多いため、ぶりっつキーぐらいなら踏み越えられます。総括としてはウィクロスパーティーレベルならオススメ、セレモニーに持ち込むのは私はNo。でもいい感じにハンデスできればTier1のグズ子辺りには全然勝てるので捨てた物じゃないのも事実。もうちょっとブラッシュアップすれば意外といけたりするのかな